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借家人

東西冷戦の崩壊という社会状況をヴィヴィッドに反映して、「家族」というひとつの共同体の崩壊の描写を通じて、ある世界体制の崩壊を、ダンスによる象徴的言語で描出した作品である。寡黙な身体と、突然のエネルギーの激しい爆発、静寂とカオス、シリアスさとユーモアが交錯するディディエ作品の原型鮮やかな作品。

初演:
’99年6月@芸術祭典・京
上演時間:
25分
演出・振付:
ディディエ・テロン(仏)
出演:
坂本公成+森裕子+合田有紀+佐伯有香
再演データ:
’04年5月@アトリエ劇研
’05年8月@京都芸術センター、森下スタジオ