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切り詰めた表現の前半と、激しい動きのミニマルな反復の中で疾走し並走する2人。どこまで人は隔たり、どこまで人は触れ合えるのか?デュエットでありながら触れ合う瞬間はほんのひとときだけ。ベルリンの壁崩壊以前の閉塞した世界情勢と理解の不能性をつきつめた‘90年代の香り高い傑作。
現カーン国立振付センター(仏)芸術監督のエリック・ラムルー+エラ・ファトゥミ(Ci Fattoumi-Lamouruex)による処女作品にして‘92年バニョレ振付家コンクールSACD賞受賞作品。‘98年秋にパリで初のデュエットを発表した坂本+森のデュエットを観て振付委嘱を決める。‘00年には第9回リヨン・ビエンナーレでも上演し、Monochrome Circusにとってメルマークとなる作品。それ以降、佐伯有香+森川弘和、野村香子+合田有紀へと引き継がれている。

初演:
’99年6月@芸術祭典・京
上演時間:
25分
演出・振付:
カンパニー・ファトゥミラムルー(仏)
作曲・編曲:
エリック・ラムルー(仏)
出演:
坂本公成+森裕子(Version A) 合田有紀+野村香子(Version B)
再演データ:
’00年 9月@京都芸術センター/Kyoto Contemporary Dance Labo “KYOTO SCENE”
’00年 9月@第9回リヨン・ビエンナーレ(仏)
 
‘01年2月@アラス劇場(仏)
‘01年9月@ダンス工場ベルリン(独)
’00年 9月@コットブス・ダンスフェスティバル(独)
‘04年1月@京都北文化会館